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cestaの買い付け旅
古本喫茶cestaが本や雑貨の買い付けで訪れた、チェコやハンガリーなどの旅のお話。

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Author:cesta2
名古屋の古本喫茶「cesta」です。




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ミラノで食べる その③
ここ名古屋は無駄に暑い事で有名ですが、今年もしっかり猛暑です。
こんな暑い時に食べたくなるのは、そう、冷たいアイスクリームですよね。
イタリアではジェラート。
映画「ローマの休日」でオードリーも食べてたアレです。
ミラノにもジェラート屋がそこらじゅうに有って、街行く人々が食べながら歩いている姿を多く見かけます。
数あるジェラート屋から選んだのはここ、「Il Massimo del Gelato」。
ミラノNo.1の呼び声高く、地元の人々に大人気とのお店で、しかも泊まってるホテルから歩いて行ける場所なので行かないわけには行きません。
観光スポットではない普通の商店街のような場所にあるんですが、店内に入るとジェラート好きにはたまらない光景が!
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更に
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こりゃヤバイです。
迷います。
ジェラート食うならピスタチオを、とのアドバイスを事前にもらっていたので、とりあえずピスタチオを確認。
ここはチョコレートの種類が多くおすすめとの事なので、もう1つはチョコから選ぼうと思ってたんですが、マロングラッセなるものを発見し、栗好きの私は迷わずチョイス。
子供のように目を輝かせながらあれこれ迷っている謎の東洋人にも満面の笑顔で愛想よく対応してくれるカワイイ店員さんにオーダーして、レジのこれまた愛想の良いオーナーらしきオヤジさんにお勘定。
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塩気が絶妙なピスタチオ、程よい濃厚さのクリームにしっかりマロンの味が広がるマロングラッセは至福のひとときを与えてくれました。
これは他のフレーバーも試さなくては、特にチョコレート、と思い翌日の朝に再訪。
しかし、まだオープン前(営業時間不明)のようなので、ちょうとすぐ近くでやってた朝市を見て周り再び行ってみるがまだ開いてない。
その日はインテルの試合がある日で、試合前に寄りたい所もあったので、残念ながら諦めました。

しかし、ドゥオモの近くの大人気ジェラート屋に行って来ました。
ここはチェーン店ながらとても評判の良い人気店で、イタリアでジェラート食うなら絶対ここ!との声が多いのですが、日本にも支店が出来たというので他の店に行こうとも思ってたんですが、近くに寄ったので行ってみました。
「GROM」です。
フレーバーはIl Massimo del Gelatoの半分程なのですが、やっぱり迷います。
ここにもピスタチオが有ったので、味の違いを確かめる為に食べてみる事にして、もう1つティラミスをチョイスしました。
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ピスタチオ感は昨日のお店の方がしっかりしてて好きなんですが、程よい甘さと濃厚ながらしつこくなくて、確かに美味かったです。

どちらのお店も全フレーバーを食べ尽くしてみたいと思わせる名店です。

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ミラノで食べる その②
もう1軒ミラノで行ったレストランは、これもトリップアドバイザー(http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187849-d1629070-Reviews-L_Immagine_Ristorante_Bistrot-Milan_Lombardy.html)で見たんですが、今見ると(6月24日現在)6位に成り下がっているものの、当時は1位だったお店です。
因みに、トリップアドバイザーは日本人の書き込みが少なく、海外の旅行者のクチコミによって成り立ってるので、日本のメディアには殆ど登場しない穴場を見つけられます。
反面、日本人とは味覚はもちろん、感覚などが違うので色々な書き込みの微妙なニュアンスから真実を読み取っていかなくてはなりません。
ま、僕の場合はランキングを上から見てって、安そうな所を選んだだけですが・・・

さて、そうして選んだのがこのお店「L'Immagine Ristorante Bistrot」
安くて、美味くて、スタッフが親切、などと皆さん絶賛しているこのお店、泊まってたホテルからも近かった事もあり、散歩がてら歩いて行ってみました。
これが思ったより遠くて、特に見るものもないちょっと寂れた住宅街の路地を30分近く歩きました。
観光スポットからはかなり離れた地域で、トラムの走る通りから一本入った静かな通りにひっそり佇むレストランですが、夜の7時過ぎに訪れた時にはもう既にかなりのお客さんで賑わっていて、期待が高まります。
気さくそうなラテン系姉ちゃんがにこやかに席に案内され、メニューをチェックすると昨日のMaruzzellaよりは全体的に若干高めな設定ですが、日本の小洒落たイタ飯屋よりは安いと思います。
席もゆったりしていて、お店の雰囲気も落ち着いた感じながら適度にカジュアル感もあって、独り身の旅行者でも居心地よく食事できました。

そしてまず注文したのがこれ
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これも僕の大好物、カプレーゼ。
これが食べたかったんです。
残念ながらトマトがちょっと硬めで僕好みじゃなかったんですが、たっぷり盛られた厚めのモッツアレラが最高に美味しかったです。
美味しいオリーブの実も添えられていて、フレッシュバジルと共にこれぞイタリア、といった味を満喫できました。
後ろに並んでるブルスケッタ、パン、ミネラルウォーターは全てサービスで提供されるので、前菜とメインを一品ずつ頼めば十分満腹です。

そしてメインは今回もパスタ。
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トマトソース系も食べたかったんですが、カプレーゼのトマトと被るし、クリームソースな気分だったので、イタリアらしい食材のポルチーニ茸のパスタをセレクト。
美味しかったんですが、ポルチーニがかなりガッツり入っていて、これがなかなか濃厚なお味なので最後の方はちょっとくどくなってしまいました。
しかし、一緒に供されたパルミジャーノがこれまた美味で、くどくなったポルチーニもこれと合わさる事で飽きる事なく食べられたのです。

料理のボリュームもそこそこあり、お通しのパンも完食した為、得意の別腹も一杯になってしまい今回デザートは断念。
パスタのセレクト・ミスがちょっと悔まれるが、チーズは美味しいかったし、お店のお姉さんたちも感じ良かったので、この近くに泊まっていたり、街中のガヤガヤしてたり気取ったりしたお店が嫌いな人にはおすすめです。


ミラノで食べる その①
イタリアでの楽しみと言えばやはり「食」ですね。
元々イタリア料理好きなので、本場のイタ飯はサッカーと同じ位楽しみでした。
とは言うものの、観光地でのレストラン選びは一歩間違うと悲惨な思い出となるのはよくある事なので、事前にネットで入念な下調べをした結果、「安くて美味しいと地元の人にも大人気!」と評判のお店に行ってみる事にしました。
ミラノ観光の中心地、Duomoから地下鉄で3駅、Porta Veneziで下車し、地上に出るとすぐ近くにそのお店はあります。
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Maruzzella
赤い看板と行列が目印。
僕が行ったのが夜8時前だったんですが、こんな感じで20人近く並んでました。
結構腹減ってたんでどうしようかと思ったんですが、もう一軒チェックしたお店はここからは遠いし、せっかくここまで来たんだからと待ってみる事にしました。
人を掻き分け店内に入ると
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いきなり窯でピザ焼きまくってます。
入口付近でキョロキョロしていると、丸々太った親父が「予約してんのか?」みたいな事を言って来たので、「1人だけど良い?」みたいな事を言うと名前を聞かれ、ウェイティングリストに載せられます。
ピザを焼いてるのを見ながら待ってると意外にも5分程で呼ばれます。
ラッキーにも僕意外はみんな3人以上のグループだったようで、椅子1つの小さな席に案内されました。
孤独な日本人の勝利です。
小さなテーブルで隣との間隔も狭いので、やはり大衆食堂的なお店のようですが、清潔感はあるし、お店の人たちもキビキビしてて、何よりお店全体に活気が有ってかなり良い感じです。

やはりピザが売りな店だけあってメニューにはズラリとピザが並んでます。
大体7、8ユーロ位でした。
さていよいよ注文です。
初本場イタ飯です。
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「ピザじゃねーのかよ!」とお思いでしょうが、そう、スパゲッティー・カルボナーラです。

カルボナーラ好きとしては是非イタリアでカルボナーラを食べてみたかった。
味はまあ普通に美味しかったです。
ちゃんとアルデンテなのにちょっと感動。
それよりなにより、さすがイタリア、ワインが安くて美味い。
スモールのデキャンタで3ユーロなんだけど、グラス2杯半分はあったし、フルーティー美味しかったです。
カルボナーラは8ユーロ。
そして食後はもちろんこれ
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ティラミスー&エスプレッソ
本場のティラミスは激ウマでしたが、5ユーロと料理と比較するとやや高め。
大満足の初本場イタ飯でした。

そして、最終日にはリベンジで
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ちゃんとピザも食って来ましたよ。
生ハムのったやつ。
やはり美味かったです。
他の種類も食べたかったな~。
1人だと色々食べられないのが悲しいです。
前回と同じチョイ悪イケメンのギャルソンが覚えててくれて、食後に「ティラミスー?」て聞いて来たので、また食べたくなったけど、ここはグッと我慢して他にチャレンジ。
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パンナコッタにしてみました。
なかなか濃厚でモッチリして美味かったけど、ティラミスにはかなわなかったです

グルメリポーターには絶対なれない拙い表現力で何がどう美味しいのか全く伝わってないと思いますが、写真を見て想像してみてください。

ミラノへ行くなら「Maruzzella」、おすすめです。

詳しくは僕がチェックしたトリップアドバイザー
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187849-d1080232-Reviews-Da_Maruzzella-Milan_Lombardy.html
を参照ください。

では、今から友達と名古屋のピザが美味しいというイタ飯屋へ行って来ます。

ミラノののりもの
ミラノの公共交通機関は1ユーロの1回券と回数券、3ユーロの1日券と、とてもリーズナブルな設定となっています。

1回券は75分有効なんですが、面倒なので1日券を使ってました。
地下鉄の駅などのキオスク(売店)で「ワンデイチケット」と言えば買えます。
これで地下鉄、トラム、バスに乗り放題なのですが、バスやトラムに最初に乗る時に車内の検札機に切符を差し込んで、切符に刻印するのを忘れないようにしましょう。
そこから24時間です。
僕は最初、どっち向きに入れたら良いかわからずに、近くにいたお姉さんに教えてもらいました。
地下鉄は改札に券を入れるとゲートが開きます。
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地下鉄は3つの路線しかないので迷う事はないでしょう。

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地下鉄はスリが多いといわれてますので、荷物やポケットにはくれぐれもご注意を。

こんなレトロなトラムも走ってます。
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残念ながらバスの写真は撮り忘れましたが、大通りを走るトラムに対してバスは路地をあちこち走り回るので、ふたつを乗り継いで車窓からミラノ観光もできます。



ドゥオモとガッレリア
ミラノまで行ってサッカーだけを見ていた訳ではなく、ちゃんと観光らしき事もしてます。
前にもチラっと書きましたが、ミラノと言えばドゥオモ。
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1386年から約500年かけて完成した世界最大のゴシック建築だそうです。
確かにでかい。
そして何というか細かい。
しかし、個人的にはチェコのプラハ城の方が迫力があって好きです。
ま、それはさておき、入口でセキュリティーチェックを受けてドゥオモの中へ。
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ステンドグラス、細かな彫刻が施された柱、大理石の床の模様など、その美しさと迫力にしばしポカンと口を半開きにして見惚れるのでした。
しかし、ここもどちらかっつーとプラハ城の方が良かった気が・・・
まあ、人それぞれ好みがあるし、素人目にはどっちも同じようなものなので、先に見た方が印象が強く残るってのもあるしね。
いや、しかし素晴らしい大聖堂でした。

その横にはこれまたミラノ名物ガッレリア。
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18世紀に建てられたショッピングモールです。
プラダの本店を筆頭に、高級ブランド店やカフェなどが居並ぶセレブな場所(マック(マクド)もあり)には特に用はないのですが・・・
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こんな店もあるので寄らない訳にはいきません。
ここのお店には少し日本語を話す男の人もいるので、インテル&ミラン・グッズを物色しつつ、サッカー情報も入手出来ます。

ドゥオモの広場やガッレリアの中には、ピカピカ光りながら空高く飛んで戻って来る変なオモチャなんかを売りつけようとする移民系の方々が沢山いますが、そんなにしつこくないので無視してれば何の問題もありませんが、夕方頃からはタバコを吸ってる小学生位のガキの集団や、何してるか良くわからない怪しげな兄チャンたちもウロウロしてるので、周囲に少し警戒しながら観光を楽しみましょう。